うわさの轍(わだち)
ここセントビンセントのバルワリでは、
人々のうわさがとてもよく広がります。
特に、
「私」がいつ、どこで、何をしたか。
皆さん、よく知っています。
「Someoneから聞いたんだけど」
「Someoneって誰?」
「それは教えられない」
こんな会話をよくします。
ただおもしろいことに、
うわさは、その根源から拡散するように広がるんじゃなくて、
ある一点から、その人の友人関係を通って、
私に影響がある人(知られたくない人)のところに、うまーくたどりつきます。
ぐちゃぐちゃっとたくさん人が住んでいるバルワリにも、
ちゃんとコミュニティーに分かれていて、
その橋渡しをする人もちゃんといるようです。
右隣の人が知っていて、左隣りの人が知らないってこともあるのに、
知られたくない人には、ちゃんとたどりつきます。
なかなかおもしろい。
昨日思いがけない人から聞いた私のうわさについて、
そのうわさの根源だと思われる人からもらったワックスアップルを食べながら、
人事のように、ちょっとだけ考察してみました。
ワックスアップル
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